ここで、アイドルの話をします。

私の考えるアイドル。言いたいことを言うだけ。

センターの訴求力を洋服で例えてみた話。

お久しぶりです藍です。

今日はずっと考えていた「訴求力」について、私なりに良い感じの例えができたので残します。長いです。

 

まずこの記事を書こうと思ったきっかけは、何気なく観たKAT-TUNさんのライブ映像に衝撃を受けたからなんです。

先に言っとくとめちゃくちゃ良かった。これを前提で読んでね。

以前にこのブログで赤西がいなくなって、亀梨はエースとして残ったと言ったが、あれは間違っていたかもしれない。

3人のライブを見て混乱しながら出した答えは

 

「亀梨はセンターだったが、センターであることをやめた」

 

はい、意味がわかりませんよね。

では一旦タイトル回収をしていきます。

 

「訴求力」の話は私はアイナナから吸収した知識です。

ざっくりと説明すると「訴えかける力」「同情や共感を呼ぶ力」です。

なんか応援したくなる、あの子が泣いてたらなんか泣けてくる、なんだか守ってあげたい、みたいな。

気になる方は検索してみてください。

 

この訴求力を持っているセンターもいれば、全くない人もいるし、出したり隠したりできる人もいる。

 

はいでは皆さん、想像力を働かせていきますよ。

これから言うグループが洋服屋のマネキンとして立っていると想像してくださいね。

例えで出すブランドはあくまでイメージなので、煽ったりdisったりする気は全くありませんのでよろしくです。

 

わかりやすいとこでいくと、へいせいジャンプさん。

 

センターの山田くんはヴィトンの服を着ています。

他のメンバーは結構バラバラで、身近なブランドもあれば、ユニクロもいたり。でもみんな自分に似合う服を着ています。

このマネキン達をみたお客さんはまず山田くんが目に入り、

「あのマネキン、綺麗だな。憧れる」

と思う。欲しいな、でも自分に似合うかな、と思う。ふと横を見ると色んな服があることに気づきます。

「あ、あの服なら自分に似合うかも。欲しいな」と思います。結局買うのは山田くんの服ではないのです。

 

つまり、山田涼介というセンターは「憧れ」「手の届かない存在」です。

だから訴求力はないに等しい。(あくまでセンターとしての話なので個人の能力は無視してます)

お客さんは「山田くんだから似合うんだよなぁ」と思っちゃうので。

ちなみに、いんぱくたーずの新もおんなじタイプです。

 

続きまして、訴求力がめちゃくちゃある人間の例を出します。

ジャニーズWEST重岡大毅。これはマジでそう。この記事書こうと思ったもうひとつの理由です。

彼の放つ言葉の、訴えかける力はえげつない。

センターとしてのしげの形成の歴史はどうせ他記事でまとめなきゃいけないので、ここではさらりと流します!

 

マネキンのしげが着てる服ってのはユニクロで。特にパッと目を引く派手なものではないんです。

ただ、足元にはPOPが貼ってあります。

 

「みんな、これ着て公園行こうや!」

 

お客さんはまず、このPOPをみて気になります。見上げると、確かにラフで動きやすそうな服装の重岡マネキン。

「いいなぁ、公園。楽しそうだしこの服もなんかいいな」

なんとなく、公園にこの服で行くのがすごく楽しそうに感じてきます。

しかも周りを見ると、他のメンバー全員公園に行きそうな服装をしています。こちらもハイブランドが多いけど、どこの古着?ってやつもあって、服に興味のあるお客さんはしげ以外の服を選びます。

でも、服はなんでもいいやって人はしげの服を選びます。

そして買った人は公園に行ってしまう。

 

ちょっと長くなりましたが、これがしげの訴求力です。めっちゃ強いです。

しげが来ているのは「ほとんどの人が似合う服」なので。

 

追加で話して起きたいのはしげは訴求力を消すことができる能力があります。

今回のセールで売りたい服は小瀧望が合うので、今回は望を真ん中にします!ってなった時に、一気に存在感がなくなる。

これは意図的なのかわからないけど、ライブで自分以外メインの時は気配めちゃ薄いので。

でも、セールが終わったら絶対に真ん中に戻るのが、重岡大毅というセンターです。

 

次はセクゾです。ここもちょっと特殊です。

 

マネキン5体が綺麗にシンメで並んでいて、その中で勝利くんは毎日違うブランドのおすすめ商品を着せられます。

でもあんまりハイブランドではないところのね。ライトオンとかWEGOとかその辺の価格帯。

なので、お客さんとの出会いによってピンとくれば買ってくれたり買われなかったり。

「なんにでもなれる」マネキンです。

 

ただ、面白いのがふまけんはガッチガチのハイブランドで固めてるし、そうちゃんは個性的すぎるし、マリウスは海外ブランドの服を着ているところ。ある意味「手が届かない」存在です。

そうなってくると、勝利マネキンはめちゃくちゃ「普通で無難」な服に見えてきて逆に目を引くんです。

そして5体で並んでいるとすごくバランスの取れたショーウインドウになるっていう面白さです。

 

なので勝利くんも訴求力はないです。「僕はなんでも大丈夫です」というセンター。いい意味で。

 

続いてTravisJapanさん。

ここはね、センター宮近海斗に似合うブランドを全員で着ます。なんならジャケットは同じで中だけ違うとか、それぞれ着てるものは違うけどぱっと見ですごく統一感のあるものを作ります。センターの意思によって、作られます。

ハイブランドじゃなくても、彼らに似合う質のいいものを渡すし、選ぶ。

私の洋服ブランドの知識が底辺なのでアレですが。HAREとか着て欲しい(趣味)

 

つまり、宮近海斗さんの訴求力は「俺たちが着てる服、どう?」なんです。

これで何が起きるかというとお客さんは「友達や恋人と一緒に着たいな」「自分の分と、プレゼント用に」「このブランドいいな」と思うんです。

「自分を中心として、全体を訴える」のがトラジャのセンターのやり方です。

 

 

現段階で思いつくパターンで、語りたかったのはこの辺かな。

大体わかってくれたと信じたい、です。信じて前に進みますね。

 

では、KAT-TUNの話に戻ります。

6人時代はね、全員ハイブランドでした。全員ハイブランドを着なきゃいけなかったのかもしれない。

それはそれで、無敵でかっこよかった。(実際私は6人時代のファンでした)

お客さんは憧れて、自分もなりたくて手を伸ばす。実際は全身買っても一部しか着まわせないかもしれないけど、持っていることがかっこいいし、飾っててもいいし。

 

そして、じわじわとマネキンは減っていきます。赤西と対照的な服を着て横に立っていた亀梨は、彼がいなくなってもハイブランドを着ることをやめません。全体のバランスを見るとやめることが、できません。

亀梨以外のメンバーは、だんだん自分に似合うものがわかってきてハイブランドを着なくなります。

それでも、やっぱり5人の時は与えられたハイブランドを着続けます。

 

4人、3人と減っていって何を着せたらいいかわからなくなった店員は、全てのマネキンを一旦下げます(充電期間)

次に出すとき、改めて店員はこの3人の全体のバランスをみて考えます。

そしてようやく亀梨はハイブランドを着なくなります。他の二人と同じくらい値段のブランドを着るようになります。(中の上くらい)

 

でも、すごく高いものを身に纏ってるわけではないのにすごくおしゃれでかっこよく見えます。

立ち方とか指先とかが計算されていることや元々華がある見た目だからです。

 

するとお客さんは今までと違う層が立ち止まります。「なんだか落ち着いたけど、らしさが残ってていいね」「これなら俺でも似合うかも」と、やっぱり亀梨が多めですが他の二人もちゃんと買われていきます。

 

亀梨マネキンの何が変わったかと言うと、「俺の服、かっこいいっしょ?買っていきなよ」という訴求から「はい、どうぞ」ぐらいになったってことです。買ってねって言わなくなりました。なぜなら、亀が言わなくても横二人がPOP工夫したり大きい声でお客さん呼んでくれるので。

 

要するに、亀梨和也はセンターでなくてもよくなったので、訴求力を使うのをやめたってことです。

これはライブで煽ったりしないのをみて、自己主張も昔ほどじゃ無くなったのをみて思いました。

いつからなのかは、気が向いたら歴史遡ってみます!

 

 

長くなりましたが、以上が今回のお話です。

訴求力、センターによって様々で面白い。他のグループも思いついたら追加しますね!

 

読んでいただきありがとうございました!